青竹踏んで、大地に根を張る。

太極拳をする時に、「大地に根を張るように立つ」というような事を要求されます。ヨガの世界では「グラウンディング」と呼ばれているようです。何か簡単にできる方法は無いかなと「グラウンディング」とネット検索してみると、出るわ出るわ怪しげな効能。

素敵な効果がたくさん書かれていますが、効果を追ってもあまり役には立たないので、ここではおおまかなやり方と簡単なマッサージだけ書こうかなと思います。マッサージの方は、少なくとも高いリラックス効果とその他内臓機能の向上は確実にあります。おすすめです。

大地に根を張るイメージから。まずはタントウ功の姿勢を取ります。その後、自分の足裏の真下、地下5mくらいのところを意識して足裏からその地下5mまで木の根が生えたかのように立ちます。これだけです。地下5mはわかりづらいので、だいたいアパートや家の地面から二階の屋根くらいまでの深さをイメージしてもらえればよいと思います。

「いや分からないよ!根を張るってなんだよ!」という声が聞こえてきそうですが、こんな感じなのです。後はやってコツをつかんでもらうしかないという。。。

他にも「足を杭を打ち込んだように立つ」とか「尾てい骨から尻尾が生えていて、その尻尾が地面に垂れるように立つ」とか「地球の中心を意識して立つ」とか、「大地に根を張る」ためのイメージが色々あるみたいです。自分がピンときたものを選ぶのがよろしいかと思います。

それでもなかなか難しいです。以前紹介した気功の型は、なるべく足に負担かけずに下半身を強化する助けになればと記事にしたのですが、今回はもう一つ。「足のコリ」を簡単に取り去る方法を紹介します。

その方法とは。「青竹を踏む!」これだけです。そもそも足の裏の筋肉が凝り固まってうまくバランスが取れず、結果ヒザに負担かける人が多く見受けられるので、やってみる事をおすすめします。要は足のうらを刺激できればいいのです。ふだん足の裏が凝っている人は声が出るほどイタ気持ちいいと思います。

お試しで直径2cm長さ10cmくらいの丸い木の棒をホームセンターで買ってきてそれを踏むのも安価で良いかと思います。足裏痛めない程度に踏んでくださいね。テニスボールを使ってやる方もいらっしゃいますが、たまに破裂するそうです。ボール使うなら「マッサージボール」が良いかと。リポビタンDのビンが手頃な大きさですが、ガラス等の割れモノは危険ですので絶対にやめましょう。

足裏をマッサージした後に立ったり歩いたりしてみて下さい。マッサージ前とかなり感覚がちがっている思います。足裏を刺激した事によって足裏がリラックスして、足や上半身の余分な力も抜けている事にお気づきでしょうか?このように簡単なマッサージでリラックスする事によって、あなたは「大地に根を張る」に一歩近づいています。

太極拳は初心者から上級者まで、ひたすらリラックスする事を追求していきます。リラックスして動くという経験を、足裏マッサージでぜひ体感してくださいませ。